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配信:2019年11月6日 更新:2023年8月21日

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検索結果に差をつけよう!(構造化データ FAQ 編)

Google検索の検索結果一覧(構造化データ「FAQ」が表示されている)

※2023年8月21日追記
Googleがよくある質問(FAQPage 構造化データ)のリッチリザルトの表示方法を変更しました。今後、よくある質問(FAQPage 構造化データ)は、よく知られていて信頼のおける政府サイトおよび医療サイトに対してのみ表示されます。
参考:Google 検索セントラル ブログ

こんにちは! bingo!CMS 広報担当の鈴木です。
 
Google検索の検索結果一覧で、「よくある質問(= FAQ)」がアコーディオン形式で表示されるWebサイトを見かけたことはありますか?

これは、Googleの検索エンジンがWebサイトに保存された「構造化データ」を読み取り、適切に処理することで表示されます。

FAQを表示させる手順を例に、bingo!CMSでの実装方法をご紹介します!

見出し
構造化データとは?
JSON-LD で「FAQ」の構造化データを記述してみよう!
bingo!CMSに反映しよう!
構造化テストツールでテストしよう!
反映されたか確認しよう!
 
 

構造化データとは?

Google 検索の検索結果一覧(「鶏肉 レシピ」で検索)

まずは概要から。
上記のサンプル画像は、Google検索における「鶏肉 レシピ」の検索結果画面です。
画像つきのレシピが表示され、テキストだけのものよりクリックしたくなりますね。
 
これは、Googleの検索エンジンが、Webページに記述された構造化データを読み取り、「鶏肉のレシピ」を説明しているWebページであると理解したため、「鶏肉 レシピ」の検索クエリに対し表示しています。
 
構造化データには、下記のような目的があります。
  1. 検索エンジンにページの内容を伝える。
    "ページに構造化データを含めて、ページの内容についての明白な判断材料を提供すると、Google でそのページをより正確に理解できるようになります。"
  2. 検索結果に様々な要素を表示させる。
    "Google 検索では構造化データを利用して検索結果の特別な機能や拡張機能を有効にします。例えば、(中略)レシピページに有効な構造化データを含めると、検索結果が画像つきで表示されます。"
▼ 引用・参考:構造化データの仕組みについて - Google 検索
https://developers.google.com/search/docs/guides/intro-structured-data?hl=ja
 
また、構造化データは、特別な規格を用いて記述します。
そのため、ページの表側のコンテンツには表示されません。
 
構造化データの規格はいくつかありますが、bingo!CMSの場合、JSON-LDに対応しています。
 
では、実際にこのJSON-LDで構造化データを実装してみましょう!
 
 

JSON-LD で「FAQ」の構造化データを記述してみよう!

「Schema Markup Generator」の操作画面

記述に便利なツールを見つけました!
▼ Schema Markup Generator (JSON-LD)
https://technicalseo.com/seo-tools/schema-markup-generator/
 
上から順に必要な項目を選んでいくだけで、簡単に構造化データを作成できます。
全ページ英語ですが、Google翻訳を使えば項目が日本語で表示されるので安心です。
 
この検証では、ページ上部の「Which Schema.org markup would you like to create?」のプルダウンで「FAQ Page」を選択し、「Question #1」から順に質問と回答を3つ入力しました。
 
入力を進めると、画面右にリアルタイムで構造化データが書き込まれていきます。
後ほどbingo!CMSへ構造化データを記述しますので、完成したら内容をコピーしておきましょう。
※Google翻訳を使っている場合、原文ページに戻してからコピーしてください。
 
 

bingo!CMSに反映しよう!

bingo!CMS管理画面「基本情報設定」(構造化データを入力する場所の説明)

bingo!CMSの管理画面にログインし、構造化データを記述したいページの「基本情報」画面を開きます。
 
画面の真ん中あたりに「アクセス解析用タグ」という欄があるので、先程コピーした構造化データの記述をペーストし、画面を保存します。
 
今回の場合は、bingo!CMS公式サイトの「よくある質問」ページに、先程作成した構造化データの記述を保存しました。
 
保存したら、ページを更新(公開)します。
続いて、記述に間違いがないか確認してみましょう。
 
 

構造化テストツールでテストしよう!

Google 構造化データ テストツールの操作画面

下記サイトにアクセスします。
▼ 構造化データ テストツール - Google
https://search.google.com/structured-data/testing-tool/u/0/?hl=ja
 
構造化データのテスト画面が表示されるので、「URLを入力」欄に先程構造化データを記述したページのURLを入力し、「テストを実行」をクリックします。
 
「エラーなし」「警告なし」と表示されていれば操作完了です!
このまま待っていれば、いずれ検索結果にFAQが表示されるはずです。
※構造化データは確実な表示を約束する仕組みではありません。
 
 

反映されたか確認しよう!

Google 検索の検索結果一覧(「bingo!CMS よくある質問」で検索しFAQが表示されるか検証)
 
反映されたかどうか、実際にGoogle検索で確認してみたところ…
見事FAQが表示されました!
 
今回の場合、Google Search Consoleでクロールをリクエストしたのが良かったのか、ものの10分ほどで反映されました。
 
ただ、本来3つ入力したはずの FAQ がなぜか2つしか表示されません…。
ガイドラインにも、"構造化データ テストツールに沿ってページを正しくマークアップしても表示されない場合があります。"とありますが、このあたりの因果関係はもう少し調査したいところです。
 
▼ 引用・参考:構造化データに関するガイドラインに準拠する - Google 検索
https://developers.google.com/search/docs/guides/sd-policies?hl=ja

【※追記】
GoogleのDanny Sullivan氏によると、2021年6月19日時点で、FAQリッチリザルトの表示件数は2件に制限されているようです。

また、今回の実装手順については、後日bingo!CMSマニュアルサイトのTipsにも掲載する予定です。
 
【※追記】
Tipsを公開しました!

以上、ご参考になれば幸いです。

 
それでは!

※本記事については下記の補足記事もあわせてご覧ください。
構造化データの追加情報

 

アーカイブに関するご注意

この記事はbingo!CMS広報担当独自の見解を元に執筆しています。
また、記事公開時点での情報に基づいているため内容が最新でない場合があります。

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